中国工場を売却して東南アジアに拠点移動
製造業において、人件費は非常に大事になってきます。
三十年前は中国の人件費は一人当たり一万円以下でした。
しかし、今では五倍以上になっています。
そのため、世界の工場と言われた中国でモノを生産するのが段々難しくなってきているのです。
もちろん、中国工場にこれまで投資した金額やノウハウは少なくない事でしょう。
現地スタッフのトレーニングも簡単ではなかったはずです。
それでも、今後も中国でモノを作り続けるメリットがあるかどうかを正直に吟味する必要があるのです。
長年そこで仕事をして来たら少なからず感情がありますし、もう少し頑張ることが出来ると考えてしまうかもしれません。
しかし、昨今のビジネス環境は難しくなっており、今後のかじ取りも非常に難しいと言えます。
完全に赤字になってから売却するよりも、まだ資産価値があるうちに処分した方がいい場合もあります。
沿岸部では工場地帯がたくさんありますが、労働者を集めるのが難しくなっているのです。
よほどいい条件を提示しなければ人が集まりません。
そうなると、さらに人件費が安い内陸部に移動するか、もしくは東南アジアに拠点を移動する必要が生じます。
難しい決定と言えますが、その工場が利益を生み出しているうちに決定する必要があるのです。
人件費以上の付加価値を生み出すことが出来る工場であれば生き残ることも可能でしょう。
そうでないのであれば、移転を速やかに考えた方が得策だと言えます。